Sight from Language Games
日常的な事柄を政治経済、社会学的に分析してみるブログです。 もちろんこれらに正解はありません。 一つの物の見方ということで、 「こういう風にも考えられるんだ」 っていうのをお伝えできれば、と。
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「奇妙な経済学を語る人びと」
なにやら、凝った話をしてると、続かないですね。
久しぶりに経済学に触れようと思い、リハビリがわりにこんな本を読んでみました。

「奇妙な経済学を語る人びと」 原田泰(日本経済新聞社、2003)

ほんと、経済官僚が書く本、って感じです。
偉そうで、中途半端に理論的で・・・って感じで。
少し経済を知っている人にとっては、内容は悪くないと思いますが、専門的には役に立ちません

基本的には、市井のエコノミストが言っている、「滑稽な論理」をわかりやすく論破しようとする、そんな本です。
その骨格は、
・ 基本(経済学理論)と事実(統計・数値)を基本にしろ
・ 法廷弁護士のような真似をするな(言いたいことありきで、こじつけな論理と証拠をあてがう)
ってことらしいです。

まず、この人は、エコノミスト、って人を誤解してます。
エコノミストって、経済学者じゃないんですよ。
企業のエコノミストにはいくつか種類があって、企業の投資判断に資する内部に向けた人と、お客さんに投資商品を売るための言い訳をする人、面白いことを言って受けようとする人、ジャーナリスティックな人、といったところです。
どれも少しずつ違いますが、大まかに例えると、法律学者と法廷弁護士なら、クライアントの利益を守る法廷弁護士なわけです。

裁判官や陪審員のかわりに、市場やクライアントの顧客を「説得」させてクライアントや自分の利益を得る人々がエコノミストなわけです。
馬鹿正直に「リスクが大きく、投資先の経済に悪影響があります。」なんてエコノミストが言う投資商品を誰が買うって言うんでしょうかね

著者の主張は、つまり、エコノミストという職業自体失くせ、っていうこととほぼ同じです。
エコノミスト自体の需要はありますし、どちらかというと、あまり彼らに騙されないように、って政府の経済政策を正当化する方が、経済官僚が書く本としては妥当だと思うんですけど。

具体的な中身が、どう専門性に耐えないかって話は、また機会があれば。
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